ソニックブルーの資産をめぐる日本企業の買収失敗か

 先月破産申請を行った米ソニックブルーと、マランツおよびデノンの2社を傘下に持つ日本の共同持株会社D&Mホールディングズとは、ReplayTV、Rio MP3の両事業を合わせて4000万ドルで売買する交渉を進めていたが、裁判所の定めた期限を過ぎても条件の折り合いがつかず、ソニックブルーは2つの事業部門を競売にかけることになった。

 各々の事業は4月15日に破産法廷の開く競売で売却の予定。

 「過去数週間にわたり、D&Mとともに交渉を成立させるべく努力してきたが、締切期日までに話をまとめることができなかった。」(ソニックブルーCEO、Greg Ballard)。「わが社とD&Mとの関係はいまでも強固なもので、裁判所の行う競売にはD&Mも参加すると予想している」。

 D&Mはこれまでソニックブルーの2部門を獲得する意向を示した、法的には非拘束の同意書を保持していた。

 ソニックブルーはまた、同社のGoVideo事業部門も金曜に競売にかけると語った。GoVideoはネットワークとつながるDVDプレーヤーで、これまではOpta Systemsが1250万ドルで買収することに同意していた。

 予定される競売は、ソニックブルーが戦略プランの一部として自社の買収先探しを発表してから、ほぼ4カ月めにあたる。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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