三菱電機は4月1日、02年度通期(02年4月〜03年3月)の業績予想を下方修正した。連結ベースでは、売上高、営業利益ともに変更はないが、税引前利益と純損失は2月に公表していた予想値よりも悪化する。
税引前利益は、予想値から440億円悪化し、10億円となる見通し。金融株を中心とした株式評価損の約500億円が発生することが要因。純損失は、予想値から390億円悪化し、140億円となる見込み。外形標準課税導入に伴う繰延税金資産の見直しによる悪化、約130億円が加わることが要因という。
単独ベースの業績は、2002年10月の中間決算発表時に公表していた予想値からの下方修正となる。売上高は、先の予測値であった2兆4500億円から2兆3500億円に修正する。また、経常利益は400億円から250億円に、損益は前回200億円の純利益としていたが、120億円の純損失に修正した。
国内民間設備投資の伸び悩み、個人消費の低迷を背景とした売上高の減少、さらに株式評価損の約350億円、外形標準課税導入に伴う繰延税金資産の見直しによる悪化などが要因と説明する。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
OMO戦略や小売DXの実現へ
顧客満足度を高めるデータ活用5つの打ち手
パナソニックのV2H蓄電システムで創る
エコなのに快適な未来の住宅環境
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」