マイクロソフト(阿多親市社長)は、現在提供しているボリュームライセン スプログラムに、中堅・中小規模企業向けの「Open License Value」プログラ ムを追加し、5月1日から提供開始する。また、これに伴い、新規パートナ ー制度を導入する。
新プログラムは、PCの保有台数が250台未満の企業を対象とした「Microsoft Open License」をベースにしたライセンスプログラム。「Open License」では2年の一括払いのみだった支払方法を、年次(分割)払いでも可能にしたほか、 「Open License」ではできなかった関連会社を含めた一括契約・購入を可能し ている。
購入方法として、「全社契約オプション」と「個別購入オプション」の2通 りを用意。とくに「全社契約オプション」では、企業が保有するすべてのPCに 対して、常に最新の「Windows Professional Upgrade」、「Office Professional」、「Core Client Access License(CAL)」を割引価格で利用すること が可能で、より購入しやすい価格設定となっている。
さらに、契約手続きやライセンス管理の手続きを簡素化するために、契約書 をオンライン上で作成・署名するツールを提供し、契約手続きにかかる時間の 短縮化を実現する。
新規パートナー制度については、「マイクロソフト認定ライセンスプロバイ ダー」と「ソフトウェアアドバイザー」を設置。ライセンスの販売・契約とライセンスのソリューション提供の役割を、それぞれのパートナーが分担して提供する。これによって、企業は両方のパートナーを目的に応じて活用し、効果 的にライセンスを導入することができる。
「マイクロソフト認定ライセンスプロバイダー」は、ライセンスの販売や契約、ライセンス販売に関わるサポートを行う。3月31日時点での認定ライセンスプロバイダは、コンピュータ ウェーブ、ソフトバンクBB、ダイワボウ情報 システム、ネットワールドの4社。「ソフトウェアアドバイザー」は、オープンライセンスバリューの購入支援やソリューションの提案を行うパートナー。4月上旬から登録を受付ける。
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