IBMがサーバのパフォーマンス競争で沈黙を破る

 米IBMは3月26日、同社のXEONプロセッサを16基搭載したx440サーバが、TPC-Cのベンチマークテストで高スコアを記録したと発表した。TPC-Cは、Transaction Processing Performance Councilが実施しているサーバパフォーマンスの指標である。

 IBMは、同社のシステムで1分あたり15万1000のデータベーストランザクション処理を実行可能であるという。これは、ライバルのHewlett-Packard(HP)のDL760 G2(Xeon×8)の11万5000トランザクションよりは高いが、UnisysのOrion 230(Xeon×32)の23万4000トランザクションよりは低い結果である。同システムは170万ドルの価格を付けているが、富士通の128プロセッサを搭載した1200万ドルの価格を付ける最上位クラスUnixサーバと比べ、およそ3分の1の処理能力にあたる。

 各サーバメーカーは高スコア実現に向けて、さまざまな取り組みを進めている。念入りなチューニングと特別製のストレージ機器などの使用により、スコアの上昇を望むことはもちろん可能だが、よい結果はよいシステムでなければ達成できないものである。

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