経済産業省は3月26日、情報システムや組織の情報セキュリティ対策を監査する基準を策定し、これを基にした「情報セキュリティ監査制度」を始めると発表した。
情報セキュリティ監査とは、独立かつ専門的知識を有する専門家が、客観的に評価を行う手法。これまで報告されてきた情報システムへの不正侵入、機密情報/個人情報の漏えい、データ改ざんなど、情報セキュリティに関する事故を防止することを目的とする。実施開始は4月1日。また監査を担当する企業の登録制度も6月から始める。
具体的な運用として経済産業省は、情報セキュリティ監査の標準的な基準の策定と、情報セキュリティ監査を行う専門家を登録する企業台帳の作成を行う。また、実際の監査では、情報システムが基準への準拠していることを保証する「保証型」と、不備な点を指摘し、向上を促す「助言型」の2種類を想定している。
この制度は政府における利用も想定されており、今後の情報セキュリティ監査研究会報告書において、電子政府における利用モデルについても提示していく予定だという。
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