コンピュータスクールの不正コピー訴訟で和解が成立

ニューズフロント(CNET Japan特約)2003年03月26日 10時53分

  コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)は3月25日、協会会員企業であるジャストシステムやマイクロソフトなどが、エッグエデュケーショナルインテリジェンス(東京ゲームデザイナー学院)に対して起こしていた損害賠償訴訟で、両者が和解に達したと発表した。

 この訴訟は、エッグエデュケーショナルインテリジェンスがスクール内でコンピュータソフトウェアを不正コピーしていたとして、ジャストシステムやマイクロソフトなど3社が東京地方裁判所に訴えていたもの。

 今回の和解は東京地方裁判所が3月24日に行った勧告に基づいて成立したという。なおACCSでは、和解の内容や経緯については公表しないとしている。

 この訴訟は、2002年9月3日にACCS会員企業5社が東京と大阪で、複数のコンピュータスクールを相手取って起こした一連の著作権侵害訴訟の1つ。被告となったのはエッグエデュケーショナルインテリジェンスのほか、豊樹学園(東京コンピュータ専門学校)とヘルプデスク(パソコンスクール「ヘルプデスク」)の2社。

 ACCSによれば、いずれのスクールにおいても、受講生が実習に使用するコンピュータで、 多数のソフトウェアが不正コピーされていたという。被告3校が請求されていた損害賠償額は、合計で約5億7000万円になる。

ACCSのプレスリリース

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]