東芝(岡村 正社長)と日本BEAシステムズ(ロバート・スチーブンソン社長)は3月24日、企業内コンピュータ・システムを一つに統合するためのIT基盤製品「BEA WebLogic Platform」を利用した新しい企業システムソリューションの市場開拓で協業することを発表した。
今回の協業は、東芝のシステム構築分野でのノウハウ・技術力と、アプリケーション・サーバー市場における豊富な製品と、高い技術力をもつBEAの次世代IT基盤製品「WebLogic Platform」を組み合わせることで、システム統合分野の市場を開拓していくことが目的。
具体的には、東芝が、「WebLogic Platform」をシステム統合ソリューションの重要なラインアップの一つに位置付け、顧客企業に向けて、オープンスタンダード技術による新たなシステム統合ソリューションを提供していく。顧客企業は、最先端のeビジネス・ソリューションを導入することによって、既存のIT基盤を最大限活用しつつ、投資収益を高めることが可能となる。
東芝へのBEA製品の供給や、「BEA WebLogic Portal」を活用した企業情報ポータルの構築、「BEA WebLogic Integration」を活用したワークフローシステムの構築は、BEAのディストリビュータである東芝ITソリューションが担当し、東芝グループとして、顧客企業に付加価値の高いサービスを提供していく。
東芝では、高度なノウハウと技術力を必要とするシステム統合分野において、いち早く「WebLogic Platform」上でのシステム構築に取り組み、顧客に付加価値のあるサービスを提供できる体制を整備。同製品を基盤とする企業システム構築ビジネスにおいて、03年度に50億円、3年後には100億円の売り上げを目指す。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
OMO戦略や小売DXの実現へ
顧客満足度を高めるデータ活用5つの打ち手
パナソニックのV2H蓄電システムで創る
エコなのに快適な未来の住宅環境
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス