「ホームネットワークに接続された機器と、それを使う側である人間の仲立ちとなり、誰でも違和感なく機器を操作できる『ヒューマンインタフェースとしてのロボット情報家電』をコンセプトに試作した」(東芝)。
ApriAlphaの外形寸法は、350mm(幅)×350mm(奥行き)×380mm(高さ)。重さは9.5kg。画像認識技術により、あらかじめ登録した100人までの顔を認識できるほか、ユーザーの発話による指示への応対、発話した人の位置を特定し、近くまで移動する、といった機能を備える。
IEEE802.11bの無線LANを搭載し、内蔵カメラの映像を携帯情報端末へ転送、家の外から遠隔監視したり、手動操作できる。またホームサーバを介してネットワーク家電と連携することも可能。
運動機能としては、室内地図データを利用して経路を自動生成する機能を備える。これにより指定したポイントの巡回監視が可能。連続駆動は約2時間。ダイレクトメタノール型燃料電池を補助電源として使用できる。
ApriAlphaは、機能の追加を容易に実現できる分散オブジェクト技術を利用しているという。東芝では、「将来は、家事の支援や介護、軽作業を行なう機能を付加し、高齢者や家族が安心して暮らせるパートナーに発展させていきたい」と説明している。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」