ニイウス(末貞郁夫社長)は3月19日、主力のAIXを中心としたハイエンドUNIXサーバービジネスに次ぐ事業として、Linux市場に本格参入することを発表した。今後、同社事業の柱として注力していく予定。
今回のLinux市場参入について同社では、「Linux市場が急激に拡大するなか、Linuxを必要とする顧客のニーズに対応する体制づくりが急務であり、今後の事業の発展を図るうえでもLinux市場への参入が必要不可欠であると判断した」としている。
現在も高い成長力を維持している主力のAIX事業については、引き続き主要ハイエンドサーバービジネスとして推進していく方針で、Linux事業では、新たに価格性能比の高いIAサーバーとLinuxの組み合わせによって、流通、製造業界を中心に、サン、HPなどのUNIXサーバーのリプレースを中心としたビジネスを開始する。
今後、同社では、とくに商用UNIXサーバーのローエンド市場におけるハードウェアの置き換え需要や、Windowsサーバーの代替としてのソフトウェア需要などの新規ビジネスによって、初年度30億円の売り上げを見込んでいる。
なお、今回のLinux市場参入にあたり、具体的な取り組みとして、(1)自社システム700台の全面Linux化、(2)ソリューション・パートナー(ネオジャパン、米VMware社)との提携、(3)Linux対応技術者を増員、組織化、(4)Linuxシステムの検証設備の増強――を段階的に実施していく予定。
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