インテルは3月12日、モバイルテクノロジー「Centrino(セントリーノ)」を正式発表。同時に、パソコンメーカー各社も一斉にセントリーノ搭載製品を発表した。
「セントリーノ」は、モバイル専用プロセッサ「Pentium(ペンティアム)M」、専用のチップセット「855チップセット・ファミリ」、802.11ワイヤレス・ネットワーク機能「PRO/Wireless2100ネットワーク・コネクション」の3つの半導体コンポーネントで構成。ノートパソコン向け専用に設計しており、バ ッテリ駆動時間の延長や、既存のノートパソコンよりも薄型軽量を実現する。
「ペンティアムM」は、0.13ミクロン・プロセス技術で製造。7700万個のトランジスタを集積した。「マイクロOpsフュージョン」、「アドバンスド分析予測」、「専用スタック・マネージャ」、「400MHz省電力プロセッサ・システム・バス」、「1MB省電力統合L2キャッシュ」、複数の電圧/周波数で動作する「拡張版インテルSpeeStepテクノロジ」などの技術によって、高速処理と低消費電力を実現した。
「855チップセット・ファミリ」は、外付けグラフィックスをサポートする「855PMチップセット」と、同社のエクストリーム・グラフィックス2を搭載した「855GMチップセット」の2種類があり、最大2GBまでのDDR266メモリをサポート。同社で初めてUSB2.0のインターフェイスを標準でサポートする。「PRO /Wireless2100ネットワーク・コネクション」は、802.11b Wi-Fiに準拠したアクセス・ポイントに簡単に接続できるよう設計した。
会見には、米国本社のポール・S・オッテリーニ社長兼COOが出席し、「セントリーノは汎用的なもので、企業や個人でさまざまな用途シーンが出てくる。ノートパソコンにワイヤレスを超えた自由をもたらす」と強調した。
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