日本AMD、モバイルプロセッサ12種類発表、薄型・軽量ノート市場へ初参入

 日本AMD(堺 和夫社長)は3月12日、高性能ノートPCおよび薄型・軽量ノー トPC向けの新しいモバイルプロセッサ12種類を投入し、ノートPC市場における 競争力を強化することを発表した。

 今回、同社では、重量2.0kg以下の薄型軽量ノートPC市場への初参入となる モバイルAMDプロセッサとして、マイクロPGAパッケージを採用した低電圧版「 AMD Athlon XP-Mプロセッサ1800+」、「同1700+」、「同1600+」、「同150 0+」および「同1400+」の5製品をラインアップ。これによって、持ち運びし やすく長時間の電池持続を実現するモバイルソリューションをユーザーに提供 する。

 また、高性能と優れた電池持続性能を発揮するフルサイズノートPC向けのモ バイルプロセッサとして「モバイルAMD Athlon XP-Mプロセッサ2500+」と「 同2400+」の2製品を発表した。合計640KBのフルスピード・オンチップ・キャ ッシュメモリを搭載し、業界標準のベンチマークテストで、競合製品と比べて 最大8%優れた性能を発揮する。

 このほか、高いプロセッサ性能を求める法人/個人ユーザーのニーズに応え るデスクトップ代替機(DTR)向け「モバイルAMD Athlon XP-Mプロセッサ2600 +」、「同2500+」、「同2400+」、「同2200+」および「同2000+」の5製 品を発表している。このうち、「同2400+」、「同2200+」については、DTR 向けとメインストリームノートPC向けに2種類の製品を用意している。

 価格は、薄型・軽量ノートPC向け新モバイルAMDプロセッサの1000個ロット 時単価が、8520円から1万7640円まで。フルサイズノートPC向け新モバイルAMD プロセッサの1000個ロット時単価が、1万0440円から2万9520円。

 同社では、新プロセッサ投入を機に、エプソンダイレクト、シャープを始め としたノートPCメーカーと協力し、時間や場所を問わない高い生産性と電池持 続時間の延長を、すべての主要なノートPC分野へ提供していく方針。

 他社に先駆けて、シャープでは、低電圧版モバイルAMD Athlon XP-Mプロセ ッサ搭載の薄型軽量ノートPC「Mebius Muramasa PC-MV1-VC1」を3月29日に、 また、エプソンダイレクトでは、「モバイルAMD Athlon XP-M プロセッサ2500 +」を搭載したフルサイズノートPCを4月上旬から発売する予定。

 なお、海外では、米AVERATEC社が、米国、ヨーロッパ、アジアの主要な小売 店で、新しいモバイルAMDプロセッサを搭載した薄型軽量ノートPCを03年第2四 半期から発売するほか、米HPが米国市場において、AMDの新モバイルプロセッ サを搭載したメインストリーム向けノートPCを今年上旬に出荷する計画。

日本AMD

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