XML関連の標準化団体Organization for the Advancement of Structured Information Standards(OASIS)のメンバーが、Webサービスアプリケーション管理の問題に取り組むための技術委員会Web Services Distributed Management Technical Committee (WSDM TC)を発足させた。OASISが米国時間3月10日に明らかにしたもの。
WSDM TCは「広範なWebサービスの普及を目指し、Webサービスの性能とセキュリティを監視する方法を定義する」(OASIS)という。企業は社内アプリケーションを構築したり、取引先とデータを交換したりする手段として、Webサービスを取り入れつつある。しかし、これまでWebサービスの性能を保証する管理システムが立ち遅れていた。
WSDM TCのメンバーは「Webサービスを普及させるには、ソフトウェアメーカーが標準化された管理ツールを提供する必要がある」と語っており、World Wide Web Consortium(W3C)やDistributed Management Task Force(DMTF)などの標準団体と協力して技術策定を進める。
約4年前に策定されたXML(Extensible Markup Language)、SOAP(Simple Object Access Protocol)、WSDL(Web Services Description Language)など初期のWebサービス標準規格では、サービスを構築するための仕様が定められた。最近の標準化活動ではWebサービスをさらに普及させるための機能に焦点が絞られており、その活動は過去数カ月で着実なものとなっている。
WDSM TCの共同議長はNovellとIBMが担当する。その他の参加企業には、Actional、BMC Software、Computer Associates(CA)、Confluent Software、Hewlett-Packard(HP)、日立製作所、OpenNetwork、SeeBeyond、Sun Microsystems、Waveset、WebMethodsなどが含まれる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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