ビーコンIT(石井義興会長兼社長)は、主力5製品のLinux対応版を発売する。
同社はソフトウェアのなかでも、データの管理、統合、活用に重点を置いて製品の開発、販売を行っている。主力製品をLinuxに対応することを決定したのは、「Linuxのエンタープライズ市場での採用が増加しており、とくに電子政府での採用の影響もあり、ますます企業市場での普及が進むことが見込まれる。また、Linuxの利用方法についても、ウェブサーバーだけでなく、データベースサーバーとしての利用も増加傾向にあり、ビジネスとしてプラスになると判断した」(同社・小島薫 執行役員 プロダクトマーケティング部長)ためだと説明する。
今後、同社の販売するオープン系プロダクトの20%をLinux対応としていく計画だ。
今回、Linux対応版を発売するのは、主力製品としてメインフレームユーザーを中心に500ユーザー800サイトをもつエンタープライズRDBMSの「Adabas(アダバス)」、500社を超えるデータウェアハウスの実績をもつ時制データベース「TimeCube(タイムキューブ)」、完全Java設計のメインフレームアプリケーションをウェブ化するミドルウェア「EXTES Xuras(エクステスジュウラス」、XMLドキュメントワークフロープラットフォームの「Xuras Workflow(ジュラス・ワークフロー)」、ネイティブXMLサーバー「Tamino(タミーノ)」の5製品。
このうち、タミーノは4月1日にバージョン4.1日本語版のウィンドウズプラットフォーム対応を発売、その後Linux版の発売を行う予定となっている。
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