NECソフト(関 隆明社長)は3月6日、中堅企業向けに、質の高いWindowsベースの基幹業務システムを短期間で構築するためのSIサービス「Business Federation」を3月17日から提供開始すると発表した。
NECソフトでは、マイクロソフト(阿多親市社長)の「.NET Framework」上に、同社が事前に評価・検証した部品群やテンプレートおよびアプリケーション基盤サービスなどによって構成した、業種・業務ごとのビジネスフレームワーク(ソフトウェア開発基盤)を開発。このフレームワーク上に各種業務アプリケーションを設計していくことで、今回のSIサービスを実現した。
企業が新たに業務システムを構築する場合、従来はプラットフォームやビジネスフレームワークについても個別仕様で設計・開発する必要があったが、同サービスでは、この工程を必要最小限のレベルまで削減できるため、システム構築期間を従来に比べて約30%短縮できるほか、システム投資コストも15%程度削減できる見込み。
「Business Federation」のビジネスフレームワークは、現在100のソフトウェア部品で構成され、テンプレートは20種類用意している。これらの30%は、「.NET Framework」対応フレームワークの開発で実績をもつ東芝テックなど4社から提供を受けており、同社は今後、これらの企業を開発およびSIのパートナーとしていく予定。
さらに、「.NET Framework」技術をもつ基幹業務システム構築要員500人の体制で事業拡大を図るとともに、「Business Federation」の販売およびビジネスフレームワークの強化をマイクロソフトと共同で推進していく方針。製造業を中心に、今後3年間で1000システムの販売を見込んでいる。
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