マイクロソフトは3月3日、都内で長期ライセンス契約顧客を対象としたイベント「Information Worker Day 2003」を開催し、顧客の生産性向上に向けた「インフォメーションワーカー」という考え方と、それを実現する製品、サービスの概要について発表した。
同社はこの考え方を「あらゆる場所や手段でIT(情報技術)にアクセスし、仕事をするすべての人々を含むもの」と説明する。また、「企業内にある、人や情報、業務プロセスなどを相互につなげ、それらを活用する従業員が情報を効果的に収集し使えるようにすること」を「インフォメーションワーク」と呼ぶ。従業員の可能性を引き出し、企業の生産性や創造性を最大限に向上させる新しいワークスタイルという。
インフォメーションワーカーの実現に向けた今後の製品とサービスの計画については、「これまで提供してきたMicrosoft Office XPなどの中核製品に加え、より新しい価値を提供するMicrosoft Officeの次期バージョン、Office 11(開発コード名)などの新製品を開発中」と説明する。同製品の日本における販売開始は2003年第3四半期を予定する。
また、インフォメーションワークを実現するための取り組みとして同社は、4月より日本能率協会総合研究所と協力し国内約800社を対象に、この考え方に関する実態調査を実施する。ワークスタイルに関する意識と現状を調査分析するのが目的という。
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