日立情報システムズ(高須昭輔社長)は3月3日、ドリーム・アーツ(山本孝昭社長)が提供するEIP製品「INSUITE Enterprise」と、イーズ・コミュニケーションズ(平沢昌雄社長)が提供するEII製品「LinkmaxES」を組み合わせ、企業内に分散するリレーショナルデータベースなどの情報資産を有効活用するポータルソリューションの提案を共同で行っていくことを発表した。
日立情報では、優れた技術・サービスをもつベンチャー企業と連携し、ユーザーにとって最適なソリューションの提供を目指す事業「E-mind」を展開しているが、今回の連携では、ドリーム・アーツおよびイーズ・コミュニケーションズが開発した純国産パッケージ製品を活用し、CRMシステム、SFAシステム、基幹システムなどがもつ既存データベースやファイル群に埋もれている情報資産を社内で共有できるEIP(企業情報ポータル)を日立情報が構築し、分散した情報資産を短期間に低コストで統合するソリューションを提供していく。
今後、現在のシステム環境を維持しながらEIPの導入を図りたい企業、分散している情報資産の有効活用を図りたい企業に向けて、3社が連携し、同ソリューションを積極的に拡販していく方針で、従業員1000人規模の企業をターゲットに、3年間で100社への納入を目指す。
3社の役割としては、ドリーム・アーツは、大規模ユーザー向けの職場ソリューションのプラットフォームとしてフロントエンドEIP「INSUITE Enterprise」を提供するとともに、コンサルティングや技術面での支援活動を行う。
イーズ・コミュニケーションズは、リレーショナルデータベースやノーツ/ドミノ、ファイルなどに分散した情報資産を効果的に集約するEII製品「LinkmaxES」を提供するとともに、情報資産統合・活用のためのコンサルティング、および技術面での支援活動を行う。
日立情報では、基幹系業務システム構築における実績とノウハウを生かし、両製品を活用したフロントオフィス(職場)とバックオフィス(基幹系)とをつなぐ情報系システムのインテグレーションを行うほか、販売・財務管理、顧客管理などの各業務システムからデータをマッピングし、社内情報が職場で有効活用できる職場ポータルソリューションを提案していく。
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