日本IBMは2月24日、2002年度(2002年1〜12月期)の連結決算を発表した。国内売上高は前年比0.1%減の1兆4601億1300万円と前年並みを確保した。輸出高は2001年度に実施した液晶事業と実装基板事業の再編が響き、同50.0%減の1233億2000万円に減少した。総売上高は同7.3%減の1兆5834億3400万円となった。営業利益は同7.5%減の1673億1100万円、経常利益は同3.6%減の1665億9400万円、当期利益は同10.4%減の950億7700万円となった。
国内売上では、サービス部門が依然として堅調で、11年連続の2桁増を達成したほか、アウトソーシングが約30%伸びた。ハードウェアでは、価格水準の低下などの理由により2桁減となった。ただし、UNIXサーバのeServer pSeries、IAサーバのxSeriesは上位機種が好調だった。
ソフトウェアは一部製品の新製品への移行が響いて2桁減となったが、WebアプリケーションサーバのWebSphereは約30%増と健闘した。このほかデータベース関連製品も堅調だった。
ERP、CRM、BtoBなどEビジネス関連ソリューションの売上は約30%増大した。また、Linux関連事業の売上は、xSeriesが好調だったことなどから約30%増となった。
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