東芝は2月20日、自動車内LAN向け光伝送デバイスを開発し、4月からサンプル出荷を始めると発表した。周辺温度が-40度から85度の環境で125Mbpsの高速伝送が可能で、またユーザー仕様に応じて最大で150Mbpsまで高速化できるという。
「車内LAN向け高速通信規格ではMOST規格が主流となっているが、新製品はその約3倍の通信速度でシステム構築が可能」(東芝)
同デバイスは送信側の「TOTU133」と受信側の「TORU133」で構成する。同社は、光信号への変換を1パッケージで実現するデバイスとして、デジタルオーディオ機器やFA機器などに向けた「トスリンク」を販売しているが、TOTU133とTORU133はこのトスリンクの新製品として販売する。同社の従来技術を組み合わせ、車内LAN用として設計を最適化したという。
サンプル価格は、TOTU133とTORU133のペアで2000円。量産開始時期は今年10月。月産50万ペア規模の量産を予定する。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
日本のインターステラテクノロジズが挑む
「世界初」の衛星通信ビジネス
すべての業務を革新する
NPUを搭載したレノボAIパソコンの実力
先端分野に挑み続けるセックが語る
チャレンジする企業風土と人材のつくり方
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
NTT Comのオープンイノベーション
「ExTorch」5年間の軌跡