松下、第3四半期連結業績は増収増益、通期見通しは当期純損益を下方修正

WebBCN (コンピュータ・ニュース社)2003年02月21日 09時47分

 松下電器産業が2月20日に発表した02年度第3四半期(02年10−12月)の連結業績は、売上高が前年同期比8%増の1兆8678億円、営業損益が428億円の黒字(前年同期は697億円の赤字)、税引前損益が451億円の黒字(同2129億円の赤字)、当期純損益が209億円の黒字(同1720億円の赤字)と増収増益を達成した。

 商品部門別にみると、AVCネットワーク分野が売上高で同比5%増の1兆887億円、営業損益で319億円の黒字(同186億円の赤字)、アプライアンス分野が売上高で同比5%増の3219億円、営業損益で215億円の黒字(同144億円の黒字)、デバイス分野が売上高で同比23%増の5781億円、営業損益で114億円の黒字(同314億円の赤字)と増収増益。インダストリアル・イクイップメント分野は、売上高で同比9%増の618億円と増収、営業損益が67億円の赤字(同206億円の赤字)と改善した。

 9か月累計(02年4−12月)は、売上高が前年同期比6%増の5兆4050億円、営業損益が882億円の黒字(前年同期は1454億円の赤字)、税引前損益が995億円の黒字(同3002億円の赤字)、当期純損益が387億円の黒字(同2415億円の赤字)。通期連結業績見通しは、売上高が前年比6%増の7兆3000億円、営業損益が1200億円の黒字、税引前損益が960億円の黒字、当期純損益が250億円の黒字を見込む。

 今年度中間期時点では、売上高が7兆500億円、営業損益が1000億円の黒字、税引前損益が1050億円の黒字、当期純損益が370億円の黒字の見通しだったため、今回で売上高と営業損益を上方修正、税引前損益と当期純損益を下方修正したことになる。

 この理由について、経理担当の川上徹也取締役は、「昨年度の積極的な事業改革により、売上高と営業損益は回復基調で推移するとみられるが、株式市場の悪化や保有株式の評価損、海外子会社の事業構造改革費用などが見込まれるため、税引前損益と当期純損益を下方修正した」と話した。

松下電器産業

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]