松下電器産業とパスコは、GIS(地理情報システム)/GPS(全地球測位システム)を活用した企業向けソリューションで業務提携すると発表した。松下電器のデジタルネットワーク技術、モバイルマルチメディア技術とパスコのGIS/GPS技術を組み合わせる。
「ハードウェアからソリューションまでの総合力を融合することでコンサルティング、システム開発、ハード開発、販売、顧客管理が一体となったきめ細かいトータルサービスを提供する」(両社)
その第1弾として、「高精度GPSを活用したマルチビジョンサービス支援システム」を共同開発する。同システムでは、携帯電話や携帯情報端末、無線機器、CCDカメラといったモバイル情報収集端末を活用して、現場で収集された情報(位置、映像、音声)をサーバに配信する。これにより、現場サービスの安全性と効率化、精度向上、センター側情報の一元的な集中管理が可能となる。各種フィールドサービスの高度化や均質化が図れるほか、電力施設、ガス施設、建設現場や山岳地など、危険地区における安全管理、工程管理、巡視点検などに威力を発揮するという。
このほか両社は、「地図情報マネジメントシステム」「健康・安全システム」といったソリューションツールも共同開発する予定。
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