日本電信電話(NTT)は2月14日、全国各地の高精細定点観測ライブ画像を、ブロードバンドネットワークを利用したシステム(高精細ライブ画像配信システム)を通じてパートナー企業に配信すると発表した。コンテンツ素材流通ビジネスの可能性を探るためのトライアルだという。
具体的には、札幌・大通公園や東京・大手町、神戸・メリケンパークなど、全国の主要都市約20カ所にライブカメラを設置し、高精細画像をパートナー企業のコンテンツ制作現場に素材として提供する。提供する画像としては、10分間隔で撮影した各地の風景などがある。
現段階で想定される利用方法としては、インターネットや携帯サイトへの提供、放送向け映像コンテンツの素材利用などがあるという。また、ブロードバンド事業者や気象予報士に対して提供したり、音楽と組み合わせたリラクゼーション映像を個人や企業へ提供するといった用途も考えているという。
同社はトライアル終了後、システムの技術検証と新たな利用法の検証を行う予定。これに基づき、コンテンツ素材流通ビジネスの具現化についてパートナー企業と検討していく。トライアルの実施期間は2月から3月末まで。
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