ノキアが研究開発を縮小、550人をリストラ

 フィンランドのNokiaは現地時間2月12日、ネットワーク機器製造部門の人員を550人削減すると発表した。対象となるのはNokia Networksの研究開発センターの従業員。同社は、「ハードウェアの研究開発の必要性が低下したため」と説明している。

 Nokia Networksでは、携帯電話と地上ネットワーク機器の開発・製造を手掛けている。Nokiaによると、人員削減はすでに始まっているという。

 「Nokia Networksは今後、中核技術の研究開発に焦点を絞り、全般的な競争力の強化を図る」(Nokia)

 通信業界では、2003年に携帯電話機市場の大幅な成長は見込めないとする企業が多い。Nokiaもその1つである。今年1月後半には、「消費者が買い渋りを続けているため、売上と利益がすでに落ち込んでいる」と警告を発していた。

 Nokiaはその他、カリフォルニア州サンタローザにあるブロードバンド研究センターを閉鎖し、スウェーデンのキスタで実施しているプロジェクト全てを中止する。英国の研究センターの人員削減も計画しており、その近隣のセンターについても同様の措置を検討する。

 なお、同社の2002年末時点の従業員数は5万1748人。Nokia Networksの従業員数は1万7000人だった。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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