米国サーバ市場、引き続き回復の兆し

 2002年第4四半期の米国サーバ市場は、売上高が44億7000万ドルに達し、前期比で11%増、前年同期比で5%増加した。米GartnerのDataquestが2月7日に調査結果を発表したもの。

 米IBM、米Hewlett-Packard、米Sun Microsystems、米Dell Computerが引き続きトップ4を占めた。Sunのシェアが前年より6.8ポイント縮小したのに対し、残りの3社はシェアを拡大した。

 各メーカーの売上高は、IBMが14億5000万ドル(前年同期比7%増、前期比10%増)、HPが11億2000万ドル(同11%増、同23%増)、Sunが6億7700万ドル(同27%減、同3%減)、Dellが5億3100万ドル(同37%増、同7%増)である。その他のメーカーが合計6億9500万ドル(同20%増、同12%増)を売り上げた。

 Gartnerが先月発表した調査結果によると、出荷台数ベースでみた2002年サーバ市場の首位メーカーはHPで、30%の市場シェアを獲得。2位はDellで、シェアは19%だった。2003年は、廉価なIntelサーバによる売上高がUNIXベースのハイエンドサーバのそれを初めて上回るとGartnerは予測している。

 「2002年第1四半期から続いている世界サーバ市場の回復は順調だ。世界中の市場でサーバ出荷が安定するだろう。しかし、多くの地域で、まだ財政引き締めが続いているため、大幅な成長の兆しはみられない」(GartnerサーバアナリストのShahin Naftchi)

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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