東芝ホームテクノは2月7日、中国・浙江省杭州市経済技術開発区にノートパソコン用冷却モジュールを製造・販売する会社を設立したと発表した。社名は「杭州東芝家電技術電子有限公司」(Hangzhou Toshiba Home Technology Electronics Co., Ltd.)。事業開始は4月を予定する。
冷却モジュールは、CPUを冷却する主要パーツ。両面吸気型遠心ファンとCPUの発熱を伝達拡散するヒートパイプ、ヒートシンクで構成する。ノートパソコンは今後、より高性能化・薄型化され、それに伴い冷却モジュールもより高冷却・低騒音、薄型化が求められると言われている。
「フレキシブルな生産体制と品質管理を導入し、中国新会社を価格競争力・短納期・高品質を武器とした製造・販売の拠点としていく」(同社)
同社では、従来の日本拠点・台湾販売事務所・韓国販売会社と、この中国新会社を合わせて、グロ−バル展開を図り、世界シェア40%まで引き上げるという計画を立てている。中国新会社における初年度の売上目標は約16億円。2005年度は約40億円を見込む。
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