米Microsoftは2003年2月6日に、次期サーバOS「Windows Server 2003」に備わる新機能について明らかにした。これにより、「サーバOSの信頼性を高め、予期しないダウンタイムの削減を実現する」(Microsoft)という。
サーバシステムのトラブル発生の主な原因とされているものにドライバがある。そのためWindows Server 2003にはドライバ関連の機能が追加される。その1つが、Windows Driver Protection。トラブルが報告されているドライバのインストールを防止する。またDriver Rollbackと呼ばれる機能を用意し、エラー発生時にWindows Server 2003を迅速に復帰させる。
この他、アプリケーションの連鎖クラッシュを防止する機能も用意する。これはアプリケーションプロセスを別々に隔離することで実現する。システムを停止することなくサーバのクラスター構成を変更する機能なども盛り込む予定。
Microsoftは、Windows Server 2003 Datacenter Editionのユーザー向けに、Datacenter High Availability Programを用意する。このプログラムでは、メーカー各社のサーバとでテスト確認済みのコンフィギュレーションを提供する。さらに、年中無休体制のサポートサービスも用意する。
Windows Server 2003のリリース時期はこれまでに3度遅れた。その主な理由は、信頼性とセキュリティの強化だった。同社はWindows Server 2003の投入で、Windowsユーザーのアップグレードを促進するとともに、UNIXの代替製品としての地位獲得も狙っている。同サーバOSは今年4月にリリースされる予定。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」