日本旅行業協会(JATA)とXMLコンソーシアムは2月5日、旅行商品取引のXML標準「TravelXML」(仮称)を共同開発すると発表した。
旅行業界における企業間(B2B)電子商取引を促進するのが目的。策定する仕様は、XMLコンソーシアムの標準化プロセスを経て一般に公開し、両団体で積極的に普及啓蒙していくという。
まず2月に3つの商取引についての標準化を開始する。3つとは、「パッケージ商品で利用する海外ホテル仕入れとその確定仕様」「国内旅館・ホテルとの在庫照会・予約と付随する通知類仕様」「パッケージツアーの在庫照会、予約と付随する通知類仕様」。これを6ケ月の開発期間を経て8月にも完成させる予定。このほかの商品やサービスについても順次標準化を進めていくという。
これに伴い、XMLコンソーシアムでは専門部会を設置し、手順、電文のXML化、ドキュメント整備を担当し最終的に規格をXMLコンソーシアムの勧告とする計画である。この専門部会には、インフォテリア、日立製作所、富士通、NEC、NTTデータ、日本IBM、日本オラクルが参加する。
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