英Reutersは米国時間2月3日、金融企業向けに株取引や株価などの市況情報を配信するソフトウェアRMDS(Reuters Market Data System)のLinux版を発表した。
RMDSは、Intel製Xeonプロセッサを搭載し、Red HatのAdvanced Serverを動作させたHewlett-Packard(HP)のサーバで利用することができる。Reutersは2002年に、金融情報ソフトウェアの開発に関してRed Hat、Intel、HPとの提携を発表していた。
金融サービス業界は従来UNIX指向が強かったが、IBM、Red Hat、Egeneraなどが安価な代替製品としてLinuxの売り込みに力を入れている。Linuxの導入に熱心な顧客としては、Morgan Stanleyなどがある。
「Linuxに対応したRMDSは、運営コストの削減と経営効率の向上を可能にする」(Reuters)
これまで同業界では、Sun MicrosystemsのUNIXサーバが多く利用されてきた。顧客の要求に応えるため、Sunは自社のLinuxディストリビューションを搭載したシステムの投入を開始している。しかし同社ソフトウェア販売部門の幹部は「Linuxの販売を強く進める予定はない」と述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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