NECシステムテクノロジーは2月4日、米VMwareの仮想マシン(VM:Virtual Machine)ソフトウェアを使った「仮想マシンソリューション」を開発し、同日から販売活動を始めたと発表した。
VMware社の「VMware ESX Server」と「VMware GSX Server」を利用することで、1台のサーバ上で複数のOSを同時に稼動させることができるため、システムの総所有コスト(TCO:Total Cost of Ownership)を約30〜60%削減するほか、ソフトウェアの開発・評価の効率化などを実現するという。
ソリューションは(1)「サーバ統合ソリューション」、(2)「サーバ移行ソリューション」、(3)「開発・評価サーバ集約ソリューション」の3種を用意する。
(1)は、Webサーバやメールサーバ、データベースサーバなど、分散している複数のサーバを、1台または数台のサーバに統合する。(2)では、サーバ上で稼動する各種アプリケーションを、最新のOSへ移行させる。具体的にはVMwareを用い、新旧のOSが同時稼動する環境を用意。アプリケーションを移設して段階的に最新OSに対応させる。(3)はOS、ミドルウェア、アプリケーション、ネットワーク構成など、ソフトウェア開発に必要となるさまざまな開発/評価環境を1台のサーバ上で実現する。
仮想マシンソリューションの価格は85万円から。同日より出荷をはじめる。NECでは今後3年間で1000ユーザーへの提供を見込んでいる。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」