日本IBMは2月3日、視覚障害者の就労を支援するWindowsの画面読み上げソフトウェア製品の新版「JAWS for Windows (IBM Version) V4.5」(JAWS V4.5)を発表した。
「JAWS」は「Job Access With Speech」の略称で、Windows上のメニュー画面から、ワープロ、表計算などのオフィスアプリケーション、ウェブブラウザなどの画面情報を音声で読み上げるスクリーンリーダーソフト。
新版のV4.5ではWindows XPに対応したほか、グループウェア「Lotus Notes R6」や、PDFファイルのビューア「Adobe Acrobat Reader 5.05」の読上げを可能にした。また、点字ピンディスプレイに正式対応した。日本IBM東京基礎研究所とソフトウェア開発研究所との共同開発による自動点訳エンジンを組み込み、画面を音声だけでなく点字でも出力できるようにした。
価格は、Windows XP Home Edition版が10万円。Windows XP Home Edition版の教育機関、福祉団体向け5ライセンス・パックは27万5000円。Windows XP、Windows 2000版の価格は15万円。こちらの教育機関、福祉団体向け5ライセンスパックは41万2000円。販売は2月28日より順次はじめる。
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