NTTドコモはドコモグループが販売しているNEC製カメラ付き携帯電話の一部で、本体内部が発熱する場合があることを確認したと1月29日、発表した。
対象機種は「ムーバN504iS」。「極めてまれ」としながらも、特定の一部部品で故障が発生した場合、本体内部が発熱する恐れがあるという。本体と電池パックとの組み合わせに不整合があることが原因。ムーバN504iSの1月28日現在の対象契約数は84万件。同日までの申し出件数は8件だった。
今後の対応策は、新規販売と機種変更を当面見送るとともに、電池パックの設計を変更する。顧客には改善済みの電池パックが準備でき次第、順次送付し、現在の電池パック「N020」と交換する。交換は2月中旬以降になる見込み。
なおNTTドコモは、同日、顧客情報システムのトラブルについても明らかにした。同社とドコモグループ8社のサービスを利用している顧客の情報を管理する情報システム「ALADIN」と、実際に顧客にサービスを提供している交換機「N-MSCP」との間でデータの不一致があったという。
顧客情報システムにサービスが登録されていて、交換機に登録されていない顧客は、これまでサービスを受けていないにもかかわらず料金を請求されていた、ということである。NTTドコモでは、対象となる808件の顧客に対してこれまで徴収した月額利用料金を個別に返還していくとしている。
これとは逆に、顧客情報システムにサービスが登録されておらず、交換機に登録されている顧客は、これまで無料でサービスを受けていたことになる。こちらの件数は4530件。今後はサービスの継続利用希望の有無を確認し、希望者に対しては今後の月額利用料を請求する。
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