So-netを運営するソニーコミュニケーションネットワーク(SCN)は1月28日、2002年度第3四半期(2002年10月〜12月)および9カ月通算(2002年4月〜12月)の決算を発表した。
第3四半期の売上高は前年同期比15.2%増の99億3300万円。営業利益は7600万円、経常損失1700万円、当期の純利益は2億100万円の黒字となった。
また、9カ月通算の売上高は前年同期比21.4%増の293億700万円。営業利益は9億7300万円、経常利益は6億9500万円、当期純利益は27億6000万円となり、こちらも黒字となった。
事業収入の内訳を見ると、接続サービスが好調。9カ月通算の売上高は244億8300万円(前年同期比24.3%増)となり、売上全体の83.5%を占めている。ブロードバンド会員が増えており、So-net会員数229万人のうち、ブロードバンド会員数は37万人。前期末に比べ26万人増加した。
インターネット関連サービスでは、コンテンツ利用料が順調に伸びているものの、PostPet関連コンテンツの売上が減少し、9カ月通算では前年に比べ8400万円の減少となった。
商品販売の分野では、昨年12月に発売したPostPetV3や、PlayStation2をオンライン対応にさせるための機器であるPlayStation BB unitの売上が貢献し、9カ月通算で10億1800万円と好調。
また、SCNは2002年度の業績見通しを修正した。売上高を400億円から390億円に下方修正している。10月から開始したSo-net ADSLの無料キャンペーンや、接続事業者各社の値下げ競争の影響という。年度末における会員数も当初予定256万人から232万人に下方修正した。
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