イー・アクセスは1月21日、提携ISPと共同で「IPv6」の実証実験サービスを開始すると発表した。イー・アクセスのADSLユーザーを対象に、日本テレコムのODN、KDDIのDIONなどの各ISPでモニターを募集する。
このうち、ODNは2月1日から募集を始める。サービス期間は2月1日〜8月31日。募集人数は100人。DIONについては準備が整い次第募集を開始するとしている。
今回の実験サービスはデュアルスタック型のサービスとなる。デュアルスタックとは同一ネット上でIPv4とIPv6の両方のパケットを共存させる技術。IPv4を使う従来のネットワークとIPv6ネットワークを1本の回線で利用できる。なおIPv6の接続形態にはこのほか、IPv6パケットをIPv4パケットにカプセル化して伝送するトンネル方式とIPv6専用のネイティブ方式がある。前者はカプセル化機能を持つトンネル・サーバーが必要。後者ではIPv4用とIPv6用でそれぞれのアクセス回線が必要となるが、デュアルスタックではそうした手間はいらない。
なお、今回の実験サービスでは、日立製作所のブロードバンドアクセスサーバー「AG8100-B」を採用する。同機のもつデュアルスタック機能と、IPv6アドレスの自動割当て機能により、容易にIPv4/IPv6双方のサービスを利用できるという。
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