検索サービスを提供している米Ask Jeevesは米国時間1月6日、同社の主要検索サイトからバナー広告を取り除くと発表した。今後は、有料のスポンサーシップといったターゲット広告から収益を得るという。
Ask Jeevesは最近になって、同社のサイトからポップアップ広告を排除したばかり。今回の決定は、検索結果ページにターゲット広告を掲載していく方針への移行計画の一環という。
「我々はAsk.comでバナー広告を廃止するが、Ask.comにおける宣伝効果が薄れるわけではない。オンラインで製品やサービスのブランド力を高められる、強力な媒体だ」と、Ask Jeevesのコンスーマー部門社長のスティーヴ・ベルコウィッツは報道発表資料の中で述べた。
バナー広告はかつて、オンライン広告の手段として最も普及していたが、このところ敬遠されている。
Ask Jeevesによると、ブランドレスポンスやプレミアリストアップといったサービスが今後の同社主力製品になるという。これらは広告主が、検索結果ページで自社のサイトを宣伝できるというものだ。
検索エンジンの市場競争が激化する中、Ask Jeevesは4月に新しい検索サイトTeomaをオープンし、生き残りを模索してきた。
しかし、相変わらず米Googleが市場を席巻しているというのが現状である。米comScore Networksによると、昨年11月におけるGoogleの1日当たりのユニークユーザー数は830万だったが、Ask Jeevesの1日当たりユニークユーザー数は110万だった。
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