ソニーは、同社が運営する動画共有サイト「eyeVio」を、エフェクト付き動画の共有サイト「Sprasia」を運営するベンチャー企業のスプラシアに事業譲渡する。
eyeVioは2007年4月にサービスを開始した動画共有サービス。ユーザーが動画を投稿・視聴できることに加え、コンテンツプロバイダーが提供する公式コンテンツの視聴も可能。HD動画にも対応するほか、ソニー製品との連携機能などを備えている。
譲渡日は5月29日。その後2日間サービスを停止し、6月1日よりスプラシアが運営を担当する。スプラシアではサイト統合の予定は当面ないとしており、引き続きeyeVioとSprasiaを別サイトとして運営する。なお、事業譲渡に従って、eyeVioで提供していたソニー製品との連携など、一部機能については利用できなくなるほか、JASRAC管理楽曲を歌唱および演奏したビデオの投稿および閲覧ができなくなる。
スプラシアによると、今回の事業譲渡はソニー側から打診されたもの。同社執行役員の鷲津祥徳氏は「HD動画の共有ということでシステム面での負担を試算したが、eyeVioを我々のシステムに統合していくことで、コストを圧縮できるため、弊社で運用できるという結論になった」と語る。今後の展開については「eyeVioはソニーが築いてきたクリーンなコミュニティとHDに対応したプラットフォームがある。動画共有サイトの統廃合が進んでいるが、2つのサイトを組み合わせることでよりよいエンターテインメントを提供できれば」とした。
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