ネットエイジグループの連結子会社である未来予想は1月16日、内部統制や経営管理のための簡易診断ツールを公開した。ベンチャー企業に向けて無償提供する。
同社によると、最近は株式公開(IPO)を目指すうえで、内部統制、経営管理面を整備する必要性について認識が高まっている。しかし多くのベンチャー企業はIPO準備期間に入ってから対策を講じており、事前に把握していなかった課題が見つかったり、急造の業務フローやルールが現場での運用に追いつかないといった事例がみられるという。
新たに提供する簡易診断ツールは、IPO前のベンチャー企業の経営者が、準備期間に入るまでに自社の課題を把握する、といった用途に向ける。
同ツールでは、コーポレートガバナンス、IRなどに関する約80問のアンケートをチェック方式で実施。「株主対応」「取締役会運営」「経営企画室体制」「人事/総務部門体制」「経理/会計部門体制」の状況について診断結果を5段階で表示し、レポートを作成する。診断結果やレポートの内容は指定のメールアドレスに自動送信するため、社内で容易に共有できるという。
なお、未来予想では、簡易診断ツールを試用版と位置付けており、より詳細な内部統制/経営管理診断を望む企業から問い合わせを受け付ける。簡易診断ツールは、2007年3月末までに100社の利用を見込む。
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