富士通は9月29日、個人向けPC「FMVシリーズ」のラインアップを一新し、計7シリーズ20機種を10月7日より販売開始すると発表した。冬モデルは、「デジタル放送」「3D」「Made in Japan」をキーワードにし、地デジ対応PCや3D対応を強化している。
特に力を入れたのがテレビ関連機能の強化だ。地上・BS・110度CSのデジタル3波対応が6機種、2番組同時に長時間録画できる「長時間10倍ダブル録画」機能対応が4機種、3D放送対応が3機種となっている。さらにCPUにインテルの「Core i5-560M」を採用したモデルが7機種に増えたことで、従来と比べてハイビジョン動画もより快適に楽しめるようになったとしている。
デスクトップPC「ESPRIMO」は、エンターテインメント機能を強化した23型/20型ワイド液晶一体型モデル「FHシリーズ」6機種と、24型/22型ワイド液晶付属のスリムタワーモデル「DHシリーズ」2機種が発表された。
FHシリーズは、長時間10倍ダブル録画に対応した機種を4機種に拡大。「FH900/5BM」と「FH700/5BD」は、PCとして初めて本体背面にパナソニックの「ナノイー」発生ユニットを搭載し、PCの周辺から菌やウイルス、カビ、花粉を抑制して空気を清潔に保つほか脱臭効果を発揮するという。PCからオン/オフが可能で、タイマーも設定できる。このほかに、離席時に自動で画面をON/OFFする「人感センサー対応Webカメラ」なども採用されている。市場想定価格は、FHシリーズが15万円前後〜24万円前後、DHシリーズが17万円強〜23万円強。
ノートPC「LIFEBOOK」は、3D放送やBlu-ray 3Dコンテンツを臨場感のあるDTSサラウンドで楽しめる、15.6型ワイド液晶搭載のエンタテインメントノートとして「AHシリーズ」6機種をそろえる。このほかに、大画面でテレビが楽しめる18.4型ワイド液晶搭載のAVフラグシップノート「NHシリーズ」1機種、14型ワイド液晶搭載のデザインコンパクトノート「LHシリーズ」2機種、13.3型ワイド液晶搭載の大画面モバイル「SHシリーズ」2機種、12.1型ワイド液晶搭載のビジネスモバイル「PHシリーズ」1機種の、計7シリーズ20機種をラインアップした。
価格は、NHシリーズが22万円前後、AHシリーズが12万円前後〜19万円前後、LHシリーズが12万円前後〜14万円強、SHシリーズが15万円前後〜18万円前後、PHシリーズが17万円前後となっている。なお、発売日は「LIFEBOOK LH520/3B」のみ11月11日で、その他の機種は10月7日になる予定だ。
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