三洋電機は6月9日、業界最高輝度となる1万ルーメンをAC100Vで実現した高輝度プロジェクタ「LP-HF10000L」を発表した。新開発のQuaDrive光学エンジンを搭載し、解像度は2048×1080ピクセルの2Kになる。発売は10月22日。価格はオープンだが、市場想定価格は480万円前後。
LP-HF10000Lは、フルHDを超える高解像度2Kパネルを搭載した液晶プロジェクタ。フルHDの映像を圧縮することなくフルサイズで表示できる。
高出力の380Wランプを2灯採用し、光効率を従来機種に比べて2倍以上へと向上することで省エネに配慮。環境負荷を低減しながらも、輝度は業界最高値となる1万ルーメンを実現したとしている。
新開発「QuaDrive光学エンジン」は、従来のQuaDrive光学エンジンをさらに進化させ、高信頼性と高画質化(高色再現)を両立させた。耐光性を大幅に改善した新液晶材料採用の新無機配向膜液晶パネルと、無機偏光板・無機光学補償板を組み合わせた技術を取り入れているとのことだ。
さらに、複数のプロジェクタを並べて使用する際も、自然なマルチ画面の投映が可能な「エッジブレンディング機能」により、映像が重なり合う部分の輝度をコントロールし、隣り合った映像の境界が目立たなくなるとのこと。「カラーマッチング機能」により、色再現領域のバラツキを補正する。
本体サイズは高さ268mm×幅530mm×奥行き757mmで、重量は現時点で未定となっている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス