インタラクティブ・インテリジェンスは12月16日、SaaS型の通信システム「Communication-as-a-Service(CaaS)」の日本語版を2011年1〜3月中に提供することを発表した。
CaaSでは、企業やコンタクトセンターに必要な機能一式をサービスとして提供し、利用するユーザー数に応じて課金する。そのため、毎月のコストを予測できるようになり、予算の可視化が可能になるという。また、CaaSから自社運用(オンプレミス)への移行も簡単に行えるとしている。
CaaSでは、企業の電話回線を維持しつつ、ラベルスイッチング方式を活用したパケット転送技術であるMPLS経由でインタラクティブ・インテリジェンスのデータセンターに接続。ゲートウェイやプロキシ、メディアサーバなどの設定はオンプレミスのハードウェアで行うローカルコントロールモデルで提供する。これにより、企業でインフラの決定、安全、信頼性を管理できるという。
同社は、CaaSを利用することで、コンタクトセンターや企業が必要とするコミュニケーションツールをすべてクラウド環境で利用でき、従来のオンプレミス型の通信システムに代わる選択肢になると説明。企業規模やコンタクトセンターの規模に関係なく、時間や人的なリソースをかけずに、迅速にサービスを導入できるとしている。
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