「Movable Type」に複数の脆弱性--最新版へのアップデート呼びかける

 情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)とJPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)は12月8日、シックス・アパートが提供しているブログシステム「Movable Type」に複数の脆弱性が確認されたと「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。

 Movable Type Open Source 5.031以前、Movable Type 5.031(Professional Pack、Community Pack を同梱)以前、Movable Type Advanced 5.031以前のそれぞれのバージョンに、SQLインジェクションの脆弱性が存在する。悪用されると、リモートの攻撃者に同製品で管理している情報を閲覧されたり、変更される可能性がある。

 またMovable Type Open Source 4.34以前、4.27以前、Movable Type 4.34(Professional Pack、Community Pack を同梱)以前、4.27以前、Movable Type Advanced 4.34以前、4.27以前のそれぞれのバージョンに、クロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在する。この脆弱性が悪用されると、ユーザーのウェブブラウザ上で任意のスクリプトを実行される可能性がある。

 シックス・アパートでは、これらの脆弱性を解消した最新版を公開しており、該当ユーザーはアップデートするよう呼びかけている。

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