Verizon対応の「iPhone」のうわさは何度も耳にしてきた。数カ月以内にそれが現実になる可能性が、ますます高まってきたようだ。
Fortuneは米国時間10月29日、ほかの複数のメディアに続いて、iPhoneがVerizonのネットワークで使えるようになるとの情報を独自に確認した。ただし、この情報が事実であることを認める公式の発言はまだ得られていない。
今回Fortuneがこの情報を伝えたのは、Verizonの最高経営責任者(CEO)であるIvan Seidenberg氏の非常に詳細なプロフィールの中でのことだった。FortuneはSeidenberg氏やほかのVerizon社員の発言を直接引用したわけではなく、「情報筋」が同誌にVerizon対応iPhoneは「既成事実」だと話したという。
このデバイスは2011年初頭に登場し、Verizonの3G CDMAネットワークに対応する予定だとされている。これは、米国以外では機能しないことを意味している。それ以外の詳細はほとんど明らかになっていないが、この決定に至った経緯や、VerizonとAppleの関係については、いくつか興味深い詳細が明かされている。
Fortuneは、VerizonのプレジデントLowell McAdam氏が2007年12月にSteve Jobs氏にかけた電話に関して、McAdam氏の発言を引用した。McAdam氏が述べたところでは、同氏はAT&Tのネットワーク上で通話が切断される問題が多発しているため、AppleとVerizonは提携を検討すべきだとJobs氏に話したという。McAdam氏は、過去にさまざまな意見の違いがあったが、「何も見落とさないように、もう一度話し合いを持つことは、おそらく無駄ではないはずだ」と話したとされる。Fortuneの報道によると、Jobs氏はMcAdam氏に対し、「おそらくその通りだろう。われわれは何かを見落としてしまった」と話したという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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