Hewlett-Packard(HP)は米国時間10月19日、「Palm Pre 2」を正式に発表した。ただしこの情報は2010年10月第2週、フランスの通信事業者SFRにより一足早く誤って流されていた。
次世代「webOS」搭載スマートフォンのPalm Pre 2は、10月22日にフランスでSFRから発売される予定だが、HPはさらに、今後数カ月のうちに同スマートフォンが米国のVerizon Wirelessに提供され、カナダでも販売されることを明らかにした。
Palm Pre 2は、webOS 2.0を搭載した初めての携帯電話となる見込みだ。webOS 2.0では、アプリの関連するタスクがカードを積み重ねたかたちでグループ化される「Stacks」、充電ドック「Touchstone」に置くとより多くの情報へのアクセスを提供して表示する「Exhibition」ビュー、「Adobe Flash Player 10.1 Beta」のサポートなど、新機能の搭載や強化が行われている。
さらにwebOS 2.0は、新しい「QuickOffice Connect Mobile Suite」や「Skype Mobile」(Verizonの製品のみ)などを同梱するほか、ブラウザ用にHTML5をサポートする。
画像を見ると、端末の外見は、初代の「Palm Pre」や「Palm Pre Plus」にかなり近いことがわかる(新しいハードウェアにしては非常によく似ていると思うだろう)。サイズは高さ3.96インチ(10.1cm)、幅2.35インチ(6.0cm)、厚さ0.67インチ(1.7cm)、重さは5.1オンス(145g)で、3.1インチの「HVGA」マルチタッチスクリーンとスライド式のQWERTYキーボードを備えている。
同スマートフォンはまた、1GHzのプロセッサ、16Gバイトのメモリ、LEDフラッシュを備えた5メガピクセルのカメラも搭載する。
価格情報は今のところ発表されていない。Palmは以前、開発者はアプリやサービスを開発する目的で、ロックされていないUMTS(Universal Mobile Telecommunications System)バージョンのPalm Pre 2を購入できるようになると述べていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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