UPDATE カリフォルニア州パロアルト--Facebookユーザーは、自分の友人の居場所をもう少しよく把握できるようになるようだ。
Facebook最高経営責任者(CEO)Mark Zuckerberg氏は米国時間8月18日、新サービス「Places」をパロアルトにある同社本社で開催された招待制イベントで発表した。同サービスを使うことでFacebookユーザーは、他のユーザーと居場所の情報を共有できるようになり、その周囲で何が起こっているかを簡単に知ることができるようになる。
19日より順次利用可能になる同機能は、モバイルデバイスを中心とするように開発されているため、Facebookメンバーは、アップデートの投稿と同様に居場所についてFacebookに送ることができる。プライバシコントロールを搭載しているため、居場所の情報を誰が見ることができるか選択できる。デフォルトでは、友人のみが指定されている。
また、ユーザーは、自分の居場所を他のユーザーに知らせることができるとともに、誰と一緒にいるかも知らせることができる(ただし、その人物がFacebook上での友人である場合に限られる)。この情報は、Facebook上のアップデートと一緒に送信され、Facebookの写真ホストサービスで利用されているのと同じタグシステムを使用する。
場所は、いったん作成されるとFacebook内で永久的に存在するようになるが、最初に作成したユーザーにより削除は可能。業務関係の場合、事業主が削除を主張できるようになる。ただし、Zuckerberg氏は、発表において、なんらかの管理コントロールが与えられるかについての詳細には触れなかった。
FacebookプロダクトマネージャーMichael Sharon氏は、Placesをデモし、同サービスが利用可能になるよう同社モバイルウェブサービスをアップデートすることを明らかにした。また、新バージョンの「iPhone」アプリが18日に登場することも発表した。
Sharon氏によると、Placesが持つ真の可能性の中心には、同機能がFacebookのサイトやアプリケーションだけでなく、サードパーティー製アプリケーションでも利用可能となっていることがあるという。開発者は、場所の完全な読み出し、書き込み、検索がAPIを通して可能になる予定だとSharon氏は説明した。ただし、現在はまだ未対応である。
Facebookは現在、Yelp、Foursquare、Gowalla、Booyahなどの一部の開発企業(これら企業は、今回のイベントにも参加していた)と、Placesのチェックイン機能を各社サービスに組み込むために協業している。Yelpのようなサービスの場合、ユーザーは、携帯電話からYelpのアプリケーションやサイトを通してPlacesにチェックインすることで、情報をFacebookに送信できるようになる。Foursquareについても同様のことが可能となる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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