仮想マシンのライセンス不正使用を防止--セーフネットのソフトウェアライセンス管理ツール

ZDNet Japan Staff2010年08月03日 11時15分

 日本セーフネットは8月3日、ソフトウェアライセンス管理ソリューションの最新版「Sentinel HASP 5.0」(HASP 5.0)日本語版を発表した。

 HASPは、ソフトウェアの違法コピーや不正使用を防止する知的財産の保護ソリューション。ソフトウェアベンダーは、同ソリューションを使ってハードウェアキーやソフトウェアアクティベーションによるライセンス発行を行うことができる。

 HASP 5.0では、新たにバーチャルマシンやバーチャルストレージなど仮想化環境におけるライセンス管理が可能となった。これにより、ソフトウェアベンダーは仮想化環境でアプリケーション動作を許可するか否か設定できるほか、許可した場合エンドユーザーはゲストOSや仮想環境からでもソフトウェアがアクティベーションできるようになった。

 また、HASP 5.0では仮想マシンのクローン検知機能が追加された。これまでのライセンシング技術では、仮想化されたマシンを実マシンと認識してしまい、ライセンスの不正使用を防ぐことができなかったが、クローン検知機能では、CPU情報やMACアドレスといった固有情報を組み合わせたマシンのフィンガープリントにライセンス情報をひも付けするため、仮想マシンでのクローン作成が防止できる。

 さらに、5.0ではカスタマーサービス機能として、エンドユーザーに配布したプロダクトキーを指定し、アクティベーション状況の確認や最大アクティベーション許容回数の変更ができるほか、レポート作成機能「HASP Reporting Module」により、アクティベーションの統計や履歴のリアルタイム表示、時限ライセンスの期限切れといった情報を表示させることも可能だ。

 HASP 5.0の価格は、USBハードウェアキーの場合の参考価格が4900円から。開発ツールやエンドユーザー向けのツールは無料で同社サイト上から入手可能だ。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]