ASUSTeK Computerは4月14日、3D表示機能「NVIDIA 3D Vision」対応のノートPC「G51Jx 3D」および「NVIDIA Optimus テクノロジ」搭載のモバイルノートPC「U30Jc」を、4月24日より販売開始すると発表した。
NVIDIA 3D Visionは、特別なパッチやアップデートを必要とせず、既存の400以上のゲームタイトル(Direct X9以上)を3Dに変換できるほか、3Dビデオカメラや3Dデジタルカメラで撮影された動画や写真も標準搭載の再生プレーヤーで3Dを楽しめる。
G51Jx 3Dのディスプレイは、毎秒120コマ表示に対応し、付属する3Dメガネでは1366×768ドットのフル解像度で表示できるほか、広い視野角によってディスプレイの正面以外でも3D認識が行える。
3Dメガネには、よりリアルな3Dが楽しめる「アクティブシャッター式」を採用し、購入後すぐに楽しめるよう、「NVIDIA 3D Visionキット」として、3Dメガネ1個と3D表示の奥行きを調節できるIRエミッタ1個が付属する。
3DメガネはUSB経由で簡単に充電でき、最長約40時間の連続使用が可能。15.6型ワイド液晶についても従来の2倍となる120Hz駆動に対応し、滑らかな3D映像を体験できるという。主なスペックは、Core i7-720QM、4Gバイトメモリ、500GバイトのHDD、NVIDIA GeForce GTS 360M、Blu-rayコンボドライブ(Blu-ray Discは読み込み限定)、Windows 7 Home Premium 64ビット版など。希望小売価格は20万9800円となっている。
発表会の席でNVIDIA Japan日本代表兼米国本社ヴァイスプレジデントのSteve Furney-Howe氏は、「つい最近まで、3Dは高嶺の花だった。映画『アバター』がいい例だが、3Dでなにか見ようと思ってもどこかに行かないとならなかった。自宅でリラックスして楽しめ、しかも安価に提供できるようになった」と語った。
アスース・ジャパンのシステムビジネスグループ ビジネスデベロプメントマネージャーであるEmilie Lu氏は、ネットブック「Eee PC」を投入し成功した2008年から現在を振り返り「EeePCは世界的に成功した。2009年はモバイル市場に本格参入してCULVを投入し、シェアの拡大に成功した。2010年はフル製品を投入していきたい」と意気込む。さらに次のASUSのブランド戦略として、最先端で洗練されたテクノロジを届けたいと話した。
U30Jcは、使用状況に応じてグラフィックス機能が自動的に切り換わる「NVIDIA Optimusテクノロジ」を搭載したモバイルノートPCだ。NVIDIA GeForce 310Mと内蔵グラフィックスを自動的に切り換えることで、パフォーマンスとスタミナの両立を実現している。主なスペックは、Core i5-430M、2Gバイトメモリ、320GバイトのHDD、1366×768ドット表示の13.3型ワイド液晶、DVDスーパーマルチドライブ、Windows 7 Home Premium 64ビット版など。標準バッテリでの駆動時間は約9.1時間だ。希望小売価格は9万9800円となっている。
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