Googleは、同社の「Google Docs」製品の内部に変更を加え、より高速なサービスとリアルタイムコラボレーションツールの提供を約束した。
「Google Apps」グループプロダクトマネージャーであるJonathan Rochelle氏は、今回の変更について、より高速性を求め、「Microsoft Word」や「Microsoft Excel」などのオフライン製品群とのさらなる互換性を望むGoogle Docsユーザーからの多くのリクエストに応えるものとなっていると述べた。GoogleのエンタープライズグループプレジデントのDave Girouard氏は、米国時間4月12日にカリフォルニア州マウンテンビューで開催される同社のAtmosphereカンファレンスにて、この変更を発表する見通しである。
Googleは、同社が提供するウェブベースのオフィスソフトウェアスイートへと企業が移行するように働きかけ、この点である程度の成功を収めてきたが、依然として大多数の企業が、長年に渡るテストを経て信頼性を勝ち得たデスクトップベースのソフトウェアを利用している。しかしながら、Googleのコンピューティングに関する長期的な展望は、ウェブとブラウザがアプリケーションの主要な伝達手段になるという概念がベースとなっており、Google Docsは、その展望を実現する上で重要な部分を占めている。
Rochelle氏によると、主な改良点は、さまざまな買収によってGoogleに入ってきたGoogle Docsの製品間で共通のインフラストラクチャを構築することだったと語っている。これにより、Googleはユーザーに対して、「Google Wave」のコラボレーション参加者が互いのキーストロークを確認できるようになっているのとほぼ同じ方法で、ドキュメントやスプレッドシートの編集を1文字ごとにリアルタイムでチェック可能にする道を開くことになる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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