ARMおよびGLOBALFOUNDRIESは、スマートフォンの携帯性とバッテリ寿命に「PCクラスのパフォーマンス」を結びつけるとされる、新たなSOC(system-on-a-chip)に関する詳細を発表した。
両社は、バルセロナで開催されたMobile World Congress(MWC)において、現地時間2月15日に今回の発表を行った。新たなSOCプラットフォームは、ARMの「Cortex-A9」プロセッサとGLOBALFOUNDRIESの28ナノメートルでの製造プロセスに基づいており、スマートフォン、タブレット、スマートブックなどで採用される予定だ。
28ナノメートルの製造プロセスにより、同プラットフォームをベースにして製造されたデバイスは、従来の45ナノメートルプロセスを採用したデバイスと比較して、40%のコンピューティングパフォーマンスの向上、30%の消費電力削減、100%のバッテリ寿命の延長を実現すると、両社は明らかにしている。
ARMとGLOBALFOUNDRIESは、2009年10月に初めて提携を発表したものの、新たに提供されるプラットフォームでのパフォーマンス、消費電力、バッテリ寿命の向上に関する詳細は、今回の15日の発表で初公表された。
GLOBALFOUNDRIESの最高執行責任者(COO)であるChia Song Hwee氏は声明を出して、「28ナノメートルのテクノロジノードへの移行は、ワイヤレス技術の重要な転換点となるだろう。次世代のモバイル製品の成功は、PCクラスのパフォーマンスや、リッチメディアエクスペリエンスとバッテリ長寿命との高度な統合などを実現する能力に一層依存してくるだろう」と述べた。
GLOBALFOUNDRIESは、新たなSOCの製造開始が2010年後半に予定されていることを明らかにした。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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