ソニーは2月16日、VAIOノートPCの春モデルとして、高性能と携帯性を兼ね備えた「Zシリーズ」と、こだわりの質感のあるデザインと豊富なカラーバリエーションを揃えた「Eシリーズ」、環境負荷を軽減するなど環境への取り組みを象徴した「Wシリーズ エコボディモデル」の3シリーズを新たにラインアップした。Zシリーズは3月6日より、EシリーズとWシリーズは2月27日より販売を開始する。
Zシリーズは、13.1型(1600×900ドット)の高精細ディスプレイを搭載し、高性能、携帯性、使い勝手の良さなどをあわせ持ったモバイルPC。最新のCore i5-520Mプロセッサを搭載し、オールインワンノートやデスクトップPCに匹敵する高性能をコンパクトボディに搭載した。
高性能グラフィックアクセラレータGeForce GT 330M GPUの搭載により、HDコンテンツの再生や最新の3Dゲームなど、高速で高度のグラフィックス処理を実現する。また、「デュアルSSD」を標準搭載することにより、高速なディスクアクセスが可能になった。
同社が独自開発した高音質サウンドチップ「Sound Reality」を搭載し、臨場感あるサラウンド音響を実現する「Dolby Home Theater v3」と合わせて、迫力ある音をヘッドホンや内蔵スピーカーで再生できる。
本体は、独自開発の「ハイブリッドカーボン」および切削加工で成型したアルミニウム素材を採用することにより、堅牢性を維持しながら、軽量化を実現。また、従来よりもさらに軽量化を図った光学ドライブを採用し、本体重量約1.36kgを実現した。
WiMAX通信機能の標準搭載や、照度センサにより画面輝度を自動調整するなど、使い勝手を向上している。価格はオープンだが、市場想定価格は約24万円となる。
なお、ソニースタイルの10周年を記念し、Zシリーズ専用の「10周年記念企画BRIEFING製PCケース」を発売する。本体と同時に購入する場合のみ買える製品で、価格は1万9800円。
Eシリーズは、質感のあるデザインと、豊富なカラーバリエーションを揃えたスタンダードノートPC。ガラスのような奥行きある光沢天板や、アイソレーションキーボード、グラデーションがかかった透明なパームレストなどのデザインに加え、本体は包み込むような持ちやすいフォルムを採用した。
カラーバリエーションは、鮮やかな光沢のブラックとホワイト、ピンク、ブルー、グリーンと、落ち着いたマットカラーのマットブラックとマットホワイトの計7色。なお、グリーンと、マットブラック、マットホワイトの3色は、VAIOオーナーメード/法人向けカスタマイズモデルのみとなる。
性能面では、最新のインテル Core iプロセッサを搭載。Blu-ray Discドライブに、ドルビーホームシアターを組み合わせて、迫力の画と音で映画を再生できる。また、HDMI出力端子を液晶テレビに接続すれば、大画面で映像を再生することも可能だ。
Eシリーズの価格はオープンだが、市場想定価格は約14万円、Blu-ray Discドライブ搭載モデルは約16万円となる。
今回のWシリーズ エコボディモデル「VPCW219AJ/WI」は、表面生地に100%リサイクルPET材を使用したキャリングケースを使用することで包装資源を削減するなど、環境に配慮した製品だ。キャリングケースに本体と付属品が梱包されている。また、マニュアルを取扱説明書のページ数を従来商品比で約70%削減した「クイックスタートガイド」に留め、PDFの電子マニュアルを用意して紙資源使用量の削減を図っている。
また、本体天板やパームレスト、ボトムカバーには約80%の再生プラスチック材料を使用。再生プラスチック部品の使用により、従来材料と比較してプラスチック部品製造時におけるCO2排出量を約10%削減した。
なお、Wシリーズ エコボディモデルは、売上げの一部(1台につき10ドル相当)を環境保全団体WWFに寄付し、環境保全活動を支援するという。カラーはミントホワイト1色で、販売予定価格は5万9800円。販売は、VAIOオーナーメードのみとなる。
なお、メッセージ刻印サービスの対象モデルを拡大し、新たにマウス「VGP-BMS10」「VGP-BMS15」にも対応。マウス本体の下部に最大15文字を2行まで無償で刻印できる。さらに、VAIO本体ベゼルに4種類のカラーで刻印できるサービスにZシリーズとEシリーズも対応した。
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