ビクター、5000ルーメンと低ランニングコストを実現した4Kプロジェクタ

 日本ビクターは2月1日、独自の液晶デバイス「1.27型4K2K D-ILAデバイス」を搭載した業務用D-ILAプロジェクタ「DLA-SH7NL」を発表した。3月上旬に発売する。価格はオープンだが、レンズを除いた納入予想価格は1360万円前後となる。

 DLA-SH7NLは、330Wの超高圧水銀ランプによる2灯式システムを採用し、5000ルーメンの高輝度を実現した。1灯点灯モード時には自動で使用時間の短いランプを優先的に点灯させるとのこと。ランプモードはHigh/Lowの切り替えが可能で、ランプ寿命も従来機の約1500時間から最大約3000時間へと延長している。ランプ自体も従来のキセノンランプから超高圧水銀ランプへ変更することで、低ランニングコストになっているという。

 1.27型4K2K D-ILAデバイスを搭載し、解像度はフルハイビジョンの4倍を超える約1000万画素(水平4096×垂直2400ドット)。1920×1200ドットのWUXGA解像度の映像を4画面マルチで表示することも可能だ。

 本体は、約50kg(レンズ含まず)で、積み重ねも可能。3D映像などを投写する際のスタック設置など、自由度の高いレイアウトに対応する。

 プラネタリウムやミュージアムなどでの投写映像、CADによるデザイン・設計用映像、会議用映像や監視映像などの用途に利用していく予定という。

「DLA-SH7NL」 「DLA-SH7NL」

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