ジャストシステム、XBRL事業を浮川夫妻の新会社に譲渡

永井美智子(編集部)2009年12月11日 11時46分

 ジャストシステムが、財務情報用のXMLベースの言語「XBRL(eXtensible Business Reporting Language)」に関する技術などを、創業者の浮川和宣氏と浮川初子氏夫妻が設立した新会社MetaMoJiに譲渡していたことが、12月11日わかった。MetaMoJiはこれらの技術の研究開発を進めるという。

 MetaMoJiがジャストシステムから譲り受けた事業は以下のとおり。

  • XBRLに関する技術、アプリケーション開発、XBRL製品
  • オントロジーに関する研究開発と基本オントロジー辞書およびアプリケーション開発
  • 大阪大学産業科学研究所溝口教授との共同研究である機能オントロジーに関する研究と、機能オントロジー構築システムの開発
  • XMLサーバアプリケーション開発環境「PXL」の開発

 MetaMoJiはこれらの技術や研究開発をもとに、個人や組織の活動から製品やサービスまでの多様な情報を「見える化」するシステムを開発する。また、それをもとに知的コミュニケーションシステムを開発し、その成果の事業化を目指すとしている。

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