全米映画協会(MPAA)の会長兼最高経営責任者(CEO)のDan Glickman氏は、契約満了となる2010年9月にMPAAを去る予定だと述べている。
「Politico」は米国時間10月19日、Glickman氏の離脱予定について報道し、同氏の以下の発言を引用した。「わたしは、非営利団体、または学問の世界に携わることになるのではないか、と推測している。わたしのことを知る人々は、わたしが本業とは別にこうした素晴らしい関心を抱いていることを知っている。これらの関心は、わたしが自分のことを駆り立てる上で非常に重要である」(Glickman氏)
筆者は16日、Glickman氏は契約満了までMPAAに留まらないとの業界情報筋の発言を引用した。筆者の複数の情報源によると、MPAAに加入している映画会社は、Glickman氏が契約満了まで留まることを容認しているようだが、契約満了後も同氏に残ってほしいと考えている人は、あまりいないようだという。
Politicoの19日の記事は、Glickman氏の議会でのロビー活動を問題に挙げている。筆者の複数の情報源によると、MPAAの海賊行為対策への取り組みに不満を感じている人が大勢いるという。
筆者は16日、MPAAはGlickman氏の下で海賊行為対策を担当していた上級幹部のうち3人を解雇し、さらに大規模な見直しの一環として、部門名を「海賊行為対策」(antipiracy)から「コンテンツ保護」(content protection)に変更した。
さらに、このコンテンツ保護グループは現在、MPAAの法律部門と統合されているところだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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